海外旅行は国際チャーター便で!大手旅行会社の格安ツアーに大注目!
日本人にはあまり馴染みがない国際チャーター便。
「国際チャーター便って何?」「セレブが所有している飛行機のこと?」などと思われている方も中にはいらっしゃるかもしれません。
チャーター=高そうというイメージを持ってしまうのも無理はありませんが、実は、国際チャーター便は意外とお得なのです。
チャーター便とは、主に旅行会社や航空会社が貸しきる便のこと。
つまり、貸しきり状態の飛行機です。
このチャーター便は、国土交通省の規制緩和を受け、今後、大手旅行会社が旅客機を借り切る国際チャーター便の利用が増えていくだろうと言われており、今新たな旅行商品として注目されています。
特に注目なのが大手旅行会社のHIS。
今夏から国際チャーター便事業を始めると発表し、話題となっています。
海外旅行の需要が高まる7月~9月にかけてタイ・バンコクに就航し、10月以降は他のアジアの都市にも就航するとのことです。
気になる料金は、往復2万円~という驚きの価格帯。
低価格を売りとする格安航空会社(LCC)に負けず劣らず。
そんな国際チャーター便を利用したツアーや海外旅行に注目してみたいと思います。
HISの国際チャーター便は格安料金が魅力。就航都市はタイ・バンコクなどアジアがメイン
今夏から国際チャーター便事業をスタートする予定のHIS。
そんなHISの国際チャーター便は、やはり格安料金が魅力的です。
どのくらい安い?
国際チャーター便の運賃は、初便就航記念価格で片道1万円。
タイ・バンコクまで燃油サーチャージ込みで2万円です。
初便就航記念価格となっているので、通常時の運賃はこの価格より少し高くなる可能性はありますが、それでもかなり手頃な価格帯でしょう。
就航開始はいつ?
初フライトは2013年7月19日。
まずは7月19日~9月29日に成田空港~タイ・バンコクを結ぶ路線が就航します。
続いて7月27日~9月27日に関西空港~タイ・バンコクを結ぶ路線が就航します。
これらの路線は、海外旅行の需要が多い夏休み期間に集中して運航されます。
10月以降は、タイ・バンコクだけでなく、中国、韓国などアジアをメインに就航していくようです。
運航本数はどのくらい?
成田空港と関西空港からタイ・バンコク間を各1日1便ずつ運航します。
日本出発は朝、バンコク出発は深夜となっています。
予定されているフライトスケジュールは以下の通りです。
成田空港発(11:30)~バンコク着(17:00)
バンコク発(01:00)~成田空港着(09:00)
関西空港発(11:00)~バンコク着(14:30)
バンコク発(00:30)~関西空港着(08:00)
※HISの国際チャーター便は、HISが設立した新航空会社のアジア・アトランティック・エアラインズ(AAA)が運航します。
チャーター便利用のツアーを選ぶメリット。安さ、利便性など
料金が安い
チャーター便のメリットの1つは、その安さ。
個別に航空券やホテルを手配するよりもツアー料金の方が安く予約できます。
また、燃油サーチャージなどの諸税はツアー料金に含まれていることが多いので、追加代金を気にする必要もありません。
身近な空港から直接出発
定期便のない路線でも、出発日限定で運航されるので、身近な空港、地方空港からも直接出発できます。
新潟発、茨城発、名古屋発、静岡発、大阪発、福岡発、札幌発など。
わざわざ定期便の多い成田空港や羽田空港まで行く必要がないので、地方在住者は特に便利でしょう。
直行便
身近な空港から直接出発できるだけでなく、チャーター便なら直行便で行けます。
国内でも、海外でも面倒な乗り継ぎはありません。
乗り継ぎ時間が短縮できるので、フライトにかかる時間が短くなって楽です。
そして、現地で遊べる時間を長く取れます。
ベストシーズン
チャーター便は各都市のベストシーズンに運航されることが多いので、人気の観光シーズンでもお得に旅行が楽しめます。
特に、ゴールデンウィークや夏休み、年末年始は狙い目です。
旅行会社によって設定される行き先はいろいろですが、グアム、サイパン、ハワイ、パラオ、カナダ、アラスカ、中欧、北欧などのツアーが多く提供されています。
地方空港からチャーター便で海外へ!直行便だから楽々
地方から海外旅行へ出かけるならチャーター便利用が便利!
身近な空港から海外に向けて直接出発できるのはもちろん、乗り継ぎなしの直行便で行けるのはチャーター便ならではのメリットです。
海外旅行へお出かけの際は、この便利なチャーター便を利用してみるとよいでしょう。
チャーター便を利用したパックツアーは、大手旅行会社をはじめ各旅行会社で販売されています。
予約の際に注意したいのが出発日。
チャーター便は、出発日が特定されており、特定の期間だけしか販売されません。
あらかじめ出発日の選択肢が限られているということを念頭に置いておきましょう。
この点さえ理解しておけば、あとはそんなに問題ありません。
チャーター便が多い空港
北海道:新千歳空港
東北:仙台空港、福島空港
関東:茨城空港、成田空港、羽田空港
中部:新潟空港、静岡空港、セントレア
近畿:関西空港
中国:広島空港、鳥取空港、山口宇部空港
九州:福岡空港、北九州空港
チャーター便が多い旅行先
ビーチリゾート:グアム、サイパン、ハワイ、パラオ
アジア:タイ、中国、韓国
ヨーロッパ:イギリス、スイス、中欧、北欧
アメリカ:アラスカ、カナダ
チャーター便なら定期便のない都市へも直行便で行ける
「◯◯に行ってみたいけど定期便の飛行機がない…」
「フライト時間が長そう…」
「乗り継ぎするのって面倒…」
このような理由で海外旅行を断念していた方!そんなときには国際チャーター便が便利です。
国際チャーター便なら、定期便が運航されていない国や都市へも直行便で行くことできます。
主要都市ではない都市へのフライトや遠い国へのフライトには、この国際チャーター便利用がおすすめです。
例えば、オーロラが鑑賞できることで有名なアラスカ。
冬のベストシーズン(12月~2月ごろ)には、各旅行会社からチャーター便で行くオーロラ鑑賞ツアーの販売が行われます。
値段もまずまずお手頃で、成田空港だけでなく地方空港からも直行便で出発できます。
面倒な乗り継ぎが不要なので、フライト時間を大幅に短縮できます。
このように、観光シーズンが限られているところは、国際チャーター便利用のツアーとして安く売り出されることが多々あります。
定期便がない都市へのフライトは、国際チャーター便を利用したツアーが断然お得。
その都市のベストシーズンや観光シーズンが狙い目です。